この記事の内容をザックリと読むと
ザックリと簡単にまとめてみます(^^)/
抗酸化物質を身体にとりいれると良いというのは聞くけど、どんな効果や作用があるのかがイマイチわかってない…なんて事はよくある事です笑
僕も人から聞いて「うんうん大事ですよね~」なんていいながらわかってませんでした。
抗酸化物質の必要性?
何故、抗酸化物質が必要?
それは「活性酸素」「フリーラジカル」から身体を守るためです!
と、その前に活性酸素やフリーラジカルについて、まだ詳しく知らない方はこちらの過去記事にあります(^O^)
この「活性酸素」「フリーラジカル」は体内で「ヒドロキシラジカル」という最強、最悪の物質へと変化してしまいます(;゚Д゚)
フリーラジカルが身体に与える影響力はとても大きいものなんです。
- 症状一例
- シミ、しわ
- 免疫低下
- アレルギー(花粉症、アトピー、鼻炎)
- がん
- 動脈硬化、心筋梗塞
ほんの一部しか抜粋してないんですが、病気になる要因として全体の90%は活性酸素ともいわれています。
最初に活躍する体内酵素
ここで抗酸化物質の出番がやってきました!!
抗酸化物質には身体の中から作られる体内酵素というものが存在しています。
- 体内酵素
- SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)
- カタラーゼ
- グルタチオンペルオキシダーゼ
これらの抗酸化酵素が、まず最初に「活性酸素」「フリーラジカル」から身体を守ってくれます。
が!!20才をピークに身体から作られにくくなって、40才ぐらいになってくると急激に低くなって抗酸化力が弱ってくるんですΣ(゚Д゚)
食事からの抗酸化力
そこで食事などから抗酸化作用のあるものを食べて「抗酸化力」を高めてあげるんです!
- 抗酸化物質一例
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- コエンザイムQ
- アスタキサンチン
- カロテノイド(βカロテン等)
- ポリフェノール
- カテキン
などなど、もっと他にもたくさんあるんですが…食事からこれらの抗酸作用のあるものを取ってあげる事が重要になるんです。
酵素の主成分はタンパク質
ただ、酵素の主成分として存在してるのはたんぱく質です。
つまり、たんぱく質が足りないと体内の抗酸化酵素が十分に作られない、食事から抗酸化酵素を取り入れても主成分が少ない事で力が発揮できないって事になるんです。
抗酸化力を高めるためにたんぱく質をしっかりとって、活性酸素が悪質なフリーラジカル「ヒドロキシラジカル」にならないように抗酸化酵素が大切になるって事なんです(^^)/
それでは抗酸化物質や体内酵素とはどんなものか?を詳しくみていきたいと思います(^^)/
- 続きを読むをCKICKで下にビョーンとのびて目次が出てきます♪
目次 / contents
抗酸化物質って何??
抗酸化とはその言葉の通り、「酸化」に「抗(あらが)う」という意味で「活性酸素」による身体の酸化、いわゆる「サビ」から身体を守ると言うことです。
つまり、「活性酸素」を無害化する物質の事を「抗酸化物質」と呼びます。
- 抗酸化物質の役割
- 活性酸素の発生を抑える
- 活性酸素からの酸化力を抑える
- 活性酸素から受けたダメージを修復する
活性酸素について詳しくは別記事に書いています。
抗酸化物質がなかったらどうなる?
抗酸化物質がないと身体の免疫機能が追い付かず、あらゆる病気になりやすくなってしまいます。
人は生きているだけで空気、いわゆる酸素を吸い込んで、食事をして、紫外線にあたったりなど、色んな環境因子や生活習慣の中で暮らしています。
世の中の全てが体に害が全くなければいいんですが…そういうわけにはいかない現実の中で生活をして生きているんです。
そんな環境因子や生活習慣などによる影響から「活性酸素」や「フリーラジカル」が体内で過剰に発生して、身体を酸化させる、つまりサビつかせてしまって「酸化ストレス」という状態になってしまい色んな病気の原因を引き起こしてしまうんです。
この元となる「活性酸素」や「フリーラジカル」が過剰になるのを防ぐために「抗酸化物質」が必要になるということです。
抗酸化物質は体内でも作られている
身体には「抗酸化物質」としての働きを持った数えきれない程の「酵素」が存在していて、活性酸素を除去する働きを持った抗酸化酵素が存在してるんです。
- 内因性の抗酸化酵素
- SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)
- カタラーゼ
- グルタチオンペルオキシダーゼ
SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という体内酵素
体内に入ってきた酸素が、最も大量に発生すると言われている「スーパーオキサイドラジカル」という活性酸素に変わるんですが、この「SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)」という酵素が「過酸化水素」に変換します。
- SODとは
- 活性酸素を分解して、酸化ストレスから体を守ってくれる。内因性の抗酸化酵素として、活性酸素を発生させている同じ場所、細胞のミトコンドリア内にSODは存在しています。
ただ、このSODは20才をピークにして、個人差はあるんですが40才ぐらいになってくると体内のSOD産生能力が急激に低くなってくると言われています。
さらには、80代になるとほとんど産生されなくなると言われているんです。
無害化の助けをする体内酵素
ここから「カタラーゼ」と「グルタチオンペルオキシダーゼ」の出番です。
SODによって分解された過酸化水素を、血液中に存在する「カタラーゼ」が「酸素分子」と「水」に分解してくれます。
「グルタチオンペルオキシダーゼ」は血液の中で、赤血球のヘモグロビンや細胞膜の酸化を防いでくれるという防御の役割を果たしてくれています。
無害化が遅れると最強のフリーラジカルに…
過酸化水素は基本的には弱い活性酸素で体内に長く滞在しています。
SODによって「スーパーオキサイドラジカル」を過酸化水素へ分解してくれたことはいいんですが…「カタラーゼ」の酵素の力が弱くそのまま放っておくと、最も反応性が高く、最も酸化力が強い「ヒドロキシルラジカル」へと形を変えていってしまいます。
- ヒドロキシラジカルとは
- 最も反応性が高く、最も酸化力が強い活性酸素。反応性の高さがゆえに生成後速やかに消滅する。過酸化水素と体内の鉄などの金属イオンが反応した際に発生する。あらゆる病気や生活習慣病、老化の引き金と言われている。
まあ簡単に言えば、最強の魔王みたいなもんですね(^-^;
まわりのたんぱく質や脂質、糖質などを全て酸化、錆びつかせてしまうので手のほどこしようがなくなってしまいます。
こうなる前に自らで身体を守っていくことが大事ですね。
抗酸化物質(スカベンジャー)にはどんな物がある?
- 抗酸化物質の事をスカベンジャーとも呼びます
先ほど説明したように内因性の抗酸化酵素として、体内から作られるスーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼが最初に活性酸素から身体を守ってくれています。
体内の抗酸化酵素は年齢とともに弱くなってきます。
抗酸化力を高めたり弱った分を補っていく事が重要です。
ここで外因性の「抗酸化物質」を取り入れて「活性酸素」「フリーラジカル」から身体を守っていくんです。
- 抗酸化物質一例
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- コエンザイムQ
- アスタキサンチン
- カロテノイド(βカロテン等)
- ポリフェノール
- カテキン
- ルテイン
- リコピン
- ルチン
- ケルセチン
- フラボノイド
- セサミノール(セサミン)
- クルクミン
- イソフラボン
- クロロゲン酸
体内で作られる抗酸化酵素にも補酵素が必要
体内の抗酸化酵素は主成分としてタンパク質からできています。
ただ、酵素の中にはタンパク質のみで活性するものもあれば、酵素だけでは活性が少なく補酵素を必要とするものもあります。
つまり、力を発揮するには他の栄養素の力を借りて助け合うと言う事ですね。
SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)
補酵素|マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛
力タラーゼ
補酵素|鉄
グルタチオンペルオキシダーゼ
補酵素|セレン
抗酸化物質を外から取り入れるのはいいが…
体内で生産しにくくなる抗酸化酵素を補うためには外因性の抗酸化物質、食事からの摂取が必用となるんですが、気を付けてほしい事がいくつかあります。
抗酸化物質はただ取ればいいわけじゃない
抗酸化物質を取り入れるのにも、ただこれを食べてれば活性酸素が効率的に除去できて大丈夫なんて安易な答えはありません。
どんなに凄いと言われた強力な抗酸化作用を持った成分でも、十人十色のように同じというわけでなく、それぞれの性質や作用は違うので、色んな種類の抗酸化物質を摂る事が活性酸素に対抗する最良な方法だと言えます。
確かに「〇〇を食べれば抗酸化作用が強い」「〇〇の何倍!」「〇〇が新しく発見された!」と言うのウソではないし作用もあると思いますが、それだけって言うのがよくないって事です。
注意!活性酸素の全てが悪ではない
「活性酸素」が悪者扱いだけにされる事もあるんですが、忘れてはいけないのは、身体にとって「免疫機能」や「感染防御」として重要な役割として働いてるということです。
活性酸素を除去する事に目を向けるのではなく、過剰になった活性酸素から体を守るための「抗酸化力」を高める事が大事なんです。
抗酸化物質を取り入れる為にまず必要なたんぱく質
ここはかなり重要!なんですが、抗酸化物質には種類があって主となるのがこれです。
- 抗酸化物質
- 酵素
- たんぱく質
- ビタミン
たんぱく質は身体にとっての3大栄養素の一つとして最も重要なんですが、それだけでなく体内酵素の主成分として存在してるんです。
たんぱく質が抗酸化力を持ってるわけではないんですが、活性酸素などから受けたダメージなど身体を修復する役割を担ってくれているのはたんぱく質です。
外因性の抗酸化酵素を食べ物から摂取します。
これらの酵素やビタミン、ミネラルは主成分のタンパク質と化学反応をおこして力を発揮することができます。
つまり、たんぱく質が足りないと体内の抗酸化酵素が、SODが十分に作られない、食事から抗酸化酵素を取り入れても主成分が少ない事で力が発揮できないって事になるんです。
まとめ
「活性酸素」「フリーラジカル」から最強のヒドロキラジカルに変身してしまって身体に多大な影響を与えてしまう。
これらから身体を守るためには体内で作られる「抗酸化酵素」が助けてくれるんですが、20代をピークに減少してくるんですよね(;゚Д゚)
その為に外から、食事から「抗酸化物質」となるものを取り入れて、活性酸素から身体を守るんですが…活性酸素には「免疫機能」「感染防御」として重要な役割を持ってるので、除去するのでなく抗酸化力を高める事が重要になるって事です(^^♪
そして、抗酸化酵素の主成分となる「たんぱく質」が足りないと十分な効力を発揮できない事だけは覚えておいてください(^^)/