ダイエットで体脂肪を減らすためには脂質エネルギーを使う事が必要

2020.8.28 2020.9.6

目次 / contents

ダイエットの糖質エネルギーor脂質エネルギー

ダイエットをするに当たってまずは基本的な事をおさえておきます。

健康的なダイエットは体脂肪を減らすこと！！

そう、ダイエットに関して大事なことは体脂肪を落とすと言う事です。じゃあ逆に間違ったダイエットは何か？

体重の1~2kgは水分量や食事量なんかで簡単に変動してしまいます。更には食事のタンパク質量が減ることで筋肉量も低下していき代謝の悪い身体になってしまいます。

今回はその中でも体脂肪を減らす為についてを書いていきます。

今回の本題は、ダイエットの為には脂質をエネルギーとして使う事で体脂肪が燃えて燃焼していくと言う事です。

身体には3大栄養素と呼ばれる「糖質、脂質、タンパク質」があります。
この中で動いたり、生きるためのエネルギー源として活躍してくれるのは主に「糖質or脂質」になります。

タンパク質は身体の構成成分として成り立っているのでエネルギーとしてはあまり活躍しにくく期待できないものとなっています。

いわゆる、食べたものがエネルギーとして活躍される。

そして、食べる事でエネルギーの元となる「ATP（アデノシン三リン酸）」といった小さな分子を作り出してくれます。この作られたATPが身体のエネルギーとして使ってくれる為のものです。

つまりATPにならなければ食べたものがエネルギーとして使えないということになります。

ATPについての詳しくはこちらの記事に書いています。

体脂肪を減らしていくという事は、脂質をエネルギーとして使っていかないと減っていくことはできません。

何度も言いますが、身体のエネルギー源として必要なのは「糖質or脂質」です。ただ脂質代謝をさせるためには大切なことがあります。エネルギーの元となる両方をとった場合には一体どうなるのか？ということです。

糖質を過剰に摂取すると脂質は燃えない！！

つまり、脂質をエネルギーとして使うためには、身体に取り入れた糖質を使い切ってしまうか、糖質を制限しないといけなくなります。

身体のエネルギー源として必要なのは「糖質or脂質」と言いましたが、糖質を減らすということは脂質はしっかりと取り入れなければいけません。

脂質まで減らすとエネルギー不足になる！と言うことです。

身体は運動、いや動くときに最優先に使われるエネルギーは糖質（グリコーゲン）だと覚えておいてください。そして、血液中のグリコーゲンが少なくなってくると脂質代謝として体脂肪の燃焼が始まります。

糖分エネルギーが不足してきたとき（空腹や運動している時）などは、脂肪をエネルギー源として使うために加水分解され、｢脂肪酸｣と｢グリセロール｣になって血中に放出されます。
この脂肪酸はミトコンドリア内で代謝される事で、大きなエネルギーを作り出し脂肪が燃焼されていくということです。

ここでもう一つ重要なことは、脂質代謝はミトコンドリアでしか代謝されないということです。つまり、ミトコンドリアが活発で元気で正常な働きを行っていなければ、脂質はなかなか代謝されません。

脂質代謝を活発にさせるために身体に「糖エネルギー」が残っていると、運動をしても糖代謝からはじまり脂質代謝は後回しになるのでまずは、糖を使い切ってしまう事が重要になります。

脂質代謝はミトコンドリアと書きましたが、ミトコンドリアを活性化させるには酸素が必要ということです。つまり、ミトコンドリアが活発で元気で正常な働きを行っていなければ、脂質はなかなか代謝されません。

そして、ミトコンドリアが多く含まれる筋肉は持久力筋肉、赤筋とも呼ばれている筋肉です。持続性のある疲労のしにくい筋肉なので、ランニングやウォーキングを時間をかけてする事によって鍛えることができる筋肉です。

ただ、ランニングなどもあまり激しくしすぎると呼吸が乱れ苦しくなって、無酸素運動に近くなってしまうので注意が必要です。

つまり、脂質エネルギーを優先的に使うには酸素が必要な運動「有酸素運動」であり、筋トレ運動は「無酸素運動」なので脂質代謝の効果は少なくなります。

健康的に体脂肪を減らすダイエットは脂質代謝、脂質をエネルギーとして使う事が必要ということを書いてきました。
今回の話をまとめてみます。

「糖」をメインとした食生活や、あまり身体を動かさないということは脂質代謝がうまくいかないということです。

そして糖分を取り入れた後の運動は、糖エネルギーの代謝からはじまるので思うようにうまく結果がでにくいという事になってしまいます。

今回は体脂肪を減らすためを視点に書いたので、他のことについては別記事が出来次第触れていこうと思います。