この記事の内容をザックリと読むと
今年は新型コロナウィルス感染症によってマスクをすることがすすめられています。
夏になると気を付けないといけない熱中症や脱水症状なんですが、マスクをする事で、暑いだけでなく熱がこもりやすく、喉の渇きすら感じにくくさせてしまうんです。
そんな極めてよろしくない環境下では熱中症になりやすくなってしまうと言われてるんですが、実は熱中症になりやすい人、なりにくい人と特徴があります。
まず第一に「筋肉量の多い人」、そして「食事をきちんと3食しっかりと食べている人」なんです。今回はそのポイントを見ていきたいと思います。
目次 / contents
熱中症の原因の一つは筋肉不足にあり
夏に最も注意しなければならに事!それが「暑さによって体がダメージを受けてしまう熱中症」です。
「汗をかかずに体の中に熱をため込んでしまう。」ということが起こり、体のバランスがおかしくなることから起こります。汗をかくのが嫌な人も多いんですが…体温調整をとるためにも需要な役割を持っています。
他人事のように自分はまだ若いし元気やし大丈夫!と思いつつ、若くても体内水分が足りていない「ドライボディ」の状態の人が数多くいると言われています。この「ドライボディ」は水分をとっても、体内水分の不足は解消されずに熱中症になる危険性が高まってきます。ならどうすればいい?
筋肉と脂肪の蓄える水分量は違う
暑さに強い体のポイントは「体内の水分量」です。
そして暑さに強い身体を作るのは「筋肉」なんです。実は体の中で最も大量の水分を持っているのは「筋肉」であり、体内に水分を蓄えるタンクの働きをしてくれています。
筋肉の他にも脂肪があるんですが、筋肉の中には「約80%」の水分が蓄えられ、脂肪の中には「約10~30%」ととても少なくなっています。
筋肉が少ない人は少しの暑さでも脱水状態になりやすく、水分をとっても貯めておくことが出来にくくなります。高齢になって筋肉が大きく減ってくると、体内水分が5kg、10kgと減ってしまう事もありえます。
つまり、筋肉量が多い人ほど、保持できる水分量が多く熱中症になりにくいといった理屈です。
熱中症の原因には不摂生な食事も関係している
更に気を付けなければいけないのが、脱水症状や熱中症にかかりやすい人は食事の量にも関係してきます。人は飲み物だけでなく、食べ物からも水分や塩分を摂取しているという事が大事なポイントです。
食事から約1リットルの水分を摂っていると言われているんですが、夏場に食欲がわかないとなれば、こまめに水分や塩分をとらないと脱水や熱中症になるリスクは高まってくるということです
アルコールは熱中症の原因になりうる
いくら水分と言っても、お酒は水分補給の代わりになりません。
アルコールには水分を出してしまう利尿作用があります。特にカリウムが多く含まれているビールには利尿作用が強いと言われ1リットルのビールを飲むことで、1.1リットルの水を失うと言われています。アルコールを1杯飲んだら必ず同じ量の水分を取るように心がける事が重要であり、お酒は水分補給の代わりにならないと言う事です。
熱中症予防の為にできること
熱中症予防のためには筋肉をつける事が有効的なんですが、そんな簡単に筋肉量も増えるわけではないので他の対策も必要となってきます。
熱中症のサイン?
これだけじゃないんですが、アッ!と思う簡単な自己診断です。
- 熱中症のサインかも
- 口の中や脇の下が乾く
- 手の甲をつねってみて離すと3秒以上跡が残る
- 便秘気味(腸内水分が不足)
- 急に体重が落ちてきた(体内水分が減る事でおこる)
熱中症対策の為に心がけたい事
- 熱中症予防策
- 外出する時は出来るだけ水分を補給してからでる。
- 汗をいっぱいかいたなら塩分などのミネラルが含まれたスポーツドリンクを飲む。
- 大量の汗が出ているに関わらず水だけをとると水中毒になる可能性もある。
- 喉が渇いた時には水分不足になっている可能性が高いので渇く前にこまめに飲むこと。
- 食事からの水運量と塩分摂取も必要なのでしっかり3食とる
当たり前のことのようで意外と忘れがちになるのでこれらの基本をしっかりとする事で、熱中症対策になってくれます。
熱中症に強い身体作りには牛乳が効果的!
熱中症に強くなるための飲み物?熱中症予防にはスポーツドリンクや塩分の入ったものがいいと言われるんですが、熱中症に強くなるための飲み物としては「牛乳」だと言われています。
牛乳にはタンパク質の一種アルブミンが多い
熱中症に強くなるのに牛乳と言われてもピンとこないんですが、先ほど書いたように熱中症対策には筋肉が関係するということで、乳タンパクが最適だとされています。
これにはちゃんと理由があって、牛乳にはタンパク質に一種「アルブミン」といった成分が多く含まれています。
- アルブミンとは
- アルブミンはタンパク質の一種であり、アミノ酸をもとにして肝臓で作られる。全身の細胞へ栄養を届ける為に血液にのって体内を循環している。血液検査では肝臓の数値として見られている。
アルブミンを効率よくとるためには運動!
運動とは言っても、歩いたり身体を簡単に動かすのではなく、筋肉を刺激する運動、少し負荷を与えるだけでもいいので筋肉を使った運動の直後が一番いいとされています。
筋肉を回復させるために肝臓からアルブミンが作られるんですが、牛乳を飲むことでアルブミンが効率よく増やされていくんです。
アルブミンが増えると体温調整がとれやすくなる
血液中にアルブミンの量が増えると、血管内に水分が引き込まれて血液量が増えていき血流が活発になることで熱放散能力があがる、つまり体温調節がとれやすくなるということです。
つまり、血液量が増えると発汗作用も大きくなることで体温調節もバランスが取れ熱中症予防になりやすくなります。
熱中症まとめ!
熱中症対策と熱中症に強くなる身体を簡単に書きましたが、まとめていきたいと思います。
熱中症に強い身体作り
熱中症対策としてのおすすめは筋トレですね。筋肉量が多ければ体内水分量も多くなり暑さに強い体になるということ。そして、できるなら毎日の運動を週間づけて、日々汗を出すという事です。
もちろんそれに対する栄養素、タンパク質や先ほど書いた牛乳なんかもいいと思います。
熱中症予防に食事と水分
熱中症予防として、3食しっかりと食べる事でここから塩分や水分を摂ることができます。それと喉が渇いたと思う前に、こまめに30分から1時間に一回は飲み物を口にしてあげたほうがいいかと思います。
夏の炎天下にも負けないようにマスクの暑さに負けないようにしていきたいですね。